
オペラジャーナリストの
倫敦だより
「オペラジャー ナリストの倫敦だより」はロンドン在住のオペラジャーナリスト、内田美穂/Miho Uchidaが現地よりオペラやクラシックコンサートのレビューや歌手へのインタビュー記事をお届けするサイトです。
新国立劇場(NNTT)の『夢遊病の女(La Sonnambula)』
La Sonnambula at the New National Theatre Tokyo Bárbara Lluch’s latest production of Bellini’s La Sonnambula at the New National...
2024年 バイロイト音楽祭 『ワルキューレ』
Bayreuth Festival 2024, Die Walküre by Richard Wagner Valentin Schwarz’s production of The Ring of the Nibelung has returned to the...
新国立劇場 (NNTT)の『こうもり (Die Fledermaus)』
Die Fledermaus at the New National Theatre Tokyo What a delightful way to wrap up your day! A rendezvous with Heinz Zednik’s Die...
2023年グラインドボーン音楽祭『放蕩児の遍歴 (The Rake’s Progress)』
Glyndebourne Festival 2023, The Rake’s Progress by Igor Stravinsky We are introduced to a colourful and funky version of The Rake’s...
ESGがオペラ界を始めイギリス文化界に与えている影響あれこれ
ESG inflences in the world of art in England 企業を中長期的に成長させていく上ではESG(Environmental環境, Social社会, Governanceガヴァナンス)[1]の3つの視点が欠かせない要素であるとの考え方が...
イングリッシュ・ナショナル・オペラ(ENO)の『カルメン』
Carmen at the English National Opera ENOは、本部をロンドンから地方に移動しない限りアーツ・カウンシル・イングランド(ACE)[1]からの補助金を受けられないと昨年11月に宣告されたが、交渉の末に、1146万ポンド(原稿執筆時換算レート...
ロイヤル・オペラ・ハウス(ROH)の『セビリアの理髪師』
The Barber of Seville at the Royal Opera House この作品は奇才コンビ、モッシュ・レセとパトリス・コーリエが演出した2005年の作品で今回が5度目のリバイバルだ。 開幕直後のロジーナの窓下のシーンは極端に大きな三日月を囲む空の色が...
2022年グラインドボーン音楽祭『難船略奪者(The Wreckers)』
Glyndebourne Festival 2022, The Wreckers by Ethel Smyth Glyndebourne Festival stages a rarely performed opera, The Wreckers, by British...
家で楽しめるロイヤル・オペラ・ハウス(ROH)のオンライン・ストリーミング!『さまよえるオランダ人』2015
Royal Opera House Stream The Flying Dutchman 2015 このROHのオンライン・ストリーミング『さまよえるオランダ人』は、2009年のティム・アルベリーの作品を2015年に再演した時に収録されたものだ。...
英国ロイヤル・オペラ・ハウス(ROH)の『蝶々夫人』
Madama Butterfly at the Royal Opera House プッチーニの傑作『蝶々夫人』(1904) は世界のオペラハウスが上演演目レパートリーとして欠かすことのできない人気オペラだが、弱い立場の日本人女性が性的搾取の的として描かれているのが西洋上位...
オペラ・ホーランド・パーク(OHP)の『エフゲニー・オネーギン』
Eugene Onegin at Opera Holland Park オペラ・ホーランド・パーク(OHP)はロンドンの最高級住宅地・ホーランド・パークに存在する同名の広大な公園内で夏の間だけ催されるオペラ・フェスティバルの一つだ。ロンドンの夏の風物詩で、700程の観客席を...
ロイヤル・オペラ・ハウス(ROH)の『サムソンとデリラ』
at the Royal Opera House (ROH) カミーユ・サン=サーンスが作曲したフランス・オペラ、『サムソンとデリラ』は、旧約聖書「士師記」上のサムソンの物語に基づいた話だ。ペリシテ人に支配されたヘブライ人は、怪力の持ち主、サムソンに鼓舞され反乱を起こすが、...
アトランタ・オペラの『セビリアの理髪師』、コブ・エネジー・パフォーミング・アート・センターにて
The Barber of Seville at Cobb Energy Performing Arts Centre by Atlanta Opera Michael Shell’s production of The Barber of Seville contains...
パリ・国立オペラの『ドン・ジョヴァンニ』、オペラ・バスティーユにて
Don Giovanni at Opéra Bastille, Opéra de Paris コロナのオミクロン株が猛威を振るい、世界中のオペラハウスで歌手交代が日常茶飯事になってはいるもののどのオペラハウスも公演を続けるべく努力している。パリ・国立オペラもその一つ。イギリ...
パリ・国立オペラの『マノン』、オペラ・バスティーユにて
Manon at the Opéra Bastille, Opéra de Paris Manon is Jules Massenet’s most popular opera, and along with Carmen and Faust, stands as one...
ロイヤル・オペラ・ハウスの『テオドーラ』
Theodora at the Royal Opera House ROHがヘンデルのオラトリオ『テオドーラ』を公演した。1750年の初演以来初めての上演だ。オラトリオ(聖譚曲)とは宗教的な題材を基にコーラス、ソリスト、オーケストラから構成され、元々は舞台用ではなくコンサー...
メトロポリタン・オペラの『ポーギーとベス』
Porgy and Bess at the Metropolitan Opera in New York James Robinson’s smash production of Porgy and Bess returns to the Metropolitan...
ロイヤル・オペラ・ハウス (ROH) の『ナブッコ』
Nabucco at the Royal Opera House (ROH) 公演初日のこの日、幕前にROHのオペラ監督であるオリヴァー・ミアーズが登壇すると、場内は凍りついた。「コロナ感染拡大が原因による資力不足の為」にこのあと続く二回の上演は中止と発表されていたので、更...
ロイヤル・オペラ・ハウス(ROH)の新作品『リゴレット』
New production of Rigoletto at the Royal Opera House (ROH) コロナ規制がなくなった2021/22シーズンのROHの皮切りは『リゴレット』。オリヴァー・ミアーズがROHのオペラ監督として初めて演出し、指揮は音楽監督のア...

About
Miho Uhida/内田美穂
聖心女子大学卒業後、外資系銀行勤務を経て渡英、二男一女を育てる傍らオペラ学を専攻、マンチェスター大学で学士号取得。その後UCLにてオペラにおけるオリエンタリズムを研究し修士号取得。ロンドン外国記者協会会員(Foreign Press Association London)。ロンドン在住。ACT4をはじめ、日本の雑誌にて執筆中。






















